2009.01.26

医療政策のインフルエンザ 西宮市医師会会報「談話室」 2009年1月号

医療政策のインフルエンザ

  インフルエンザはタミフルを飲むか飲まないか、いずれにしても大抵は3~4日苦しんでも乗り越えれば自力で回復します。しかしその間に重症になって後遺症を残す人、時には命を落とす場合もあります。
 さて、もうどん底のピークは過ぎたのでしょうか?この医療制度の大間違い。インフルエンザのように、なんとか苦しい時を耐え残れば、すっかり元どおり元 気になるのでしょうか。タミフルのような特効薬もなく、姑息的な解熱剤だけでは耐えられなかった病院もあります。産科医療の小児医療の救急医療の崩壊だけ でなく、がたがたと感染は拡がっています。ワクチンもない新型インフルエンザであれば、何の対策もできないまま多くの死者が出るといわれていますが医療制 度に感染し崩壊を進めている今のインフルエンザは新型?もうそろそろピークは過ぎたでしょうか。今年はこれを乗り越え強い免疫力を持った体力のある医療政 策を期待します。やっと医療崩壊に慌て始めた国民とともに日本の最高の医療を守りたい。

西宮市医師会会報「談話室」平成21年1月号年頭所感より

 

ページ先頭へ