リハビリテーション科

リハビリテーション科 概要

待合イメージ

当院リハビリテーション科では、高齢者の方々を中心に、様々な疾患を有する方への積極的なリハビリを提供しています。理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)が、専門性を発揮しつつ分け隔てない連携を取り、幅広い視野と柔軟性で対応しています。在宅での実際の生活を視野に入れた練習から、療養中の機能維持目的とした練習まで、医師の指示のもとで提供しております。

施設基準

脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)

運動器リハビリテーション(Ⅰ)

廃用症候群リハビリテーション(Ⅰ)

がんリハビリテーション

案内パンフレット(PDF)

リハビリテーション科のご案内

がんリハビリテーションのご案内

整形外科リハビリテーション科のご案内

介護保険をお持ちの方の病院でのリハビリについて

リハビリテーション科 理念

リハビリテーション科
「そこまでやるか」というあきらめない心意気
「そんなことまで」というきめ細かい心配り
「それだよそれ」というオーダーメイドの心遣い

私たちは3つの心で、
可能性を引き出し支えるリハビリを提供します
人に地域に、 Quality Of Life

各種療法

理学療法(PT)

理学療法(physical therapy)では、脳卒中での片麻痺や、骨折時の筋力低下などの身体的な障害を持つ人に対して、基本動作能力の回復をはかる事を目的に、歩行などの運動療法、および電気刺激、温熱などの物理療法を行います。 理学療法を実施する療法士は、理学療法士(PT)と呼ばれます。
理学療法(PT)
主な学術活動

・片平達也,村田佳代,理学療法士が個人開催する介護予防事業「通いの場」の実践報告 地域で活かす専門性と役割を考えて,第6回日本地域理学療法学会学術大会,2019
・村田佳代,最後まで自立した排泄を望んだ終末期がん患者に対するがんリハビリテーションチームの理学療法士の関わり,第61回全日本病院学会in愛知,2019

地域活動

・日林葉月,腰痛予防体操,西宮市公民館プロジェクト,2019
・村田佳代,片平達也,座ってできるむくみ体操♪,西宮市公民館プロジェクト,2019

作業療法(OT)

作業療法(occupational therapy)では、排泄・更衣・食事・整容・入浴や家事動作など生活する上で必要な動作が行えるようになるためのリハビリテーションを実施しています。自宅に帰られた時に患者様やご家族様が困る事がないよう、患者様と共に患者様にあった動作が行えるようになる事を目標としています。 作業療法を実施する療法士は、作業療法士(OT)と呼ばれます。
作業療法(OT)
主な学術活動

・長池由香,脳腫瘍摘出後左上肢麻痺を呈した中学生への治療用装具作成の試み,第61回全日本病院学会in愛知,2019
・能美昇太,注視点から分析した会話時の認知症者の特徴,第61回全日本病院学会in愛知,2019
・砂川耕作,左視床出血症例に対するCI療法と随意運動介助型電気刺激の併用療法の試み,第61回全日本病院学会in愛知,2019

地域活動

・足立郁也,長池由香,能美昇太, 高齢者の排泄に関するお困りごと解決!,西宮市公民館プロジェクト,2019

その他活動

・福祉住環境コーディネーター2級
・おむつフィッター3級

レクレーション
現在、作業療法の一環として、レクレーションを月2回程度行い、入院中でも集団的な関わりの中で、役割意識や関係性の向上に向けたリハビリテーションを行っています。

言語聴覚療法(ST)

言語療法(speech therapy)では、食べたり飲み込んだりする事ができない摂食・嚥下障害、構音障害や失語症などのコミュニケーション障害の方に対して、訓練や環境調節などを行います。言語療法や嚥下訓練を実施する療法士は、言語聴覚士(ST)と呼ばれます。
作業療法(OT)
地域活動

・石原健司,高齢者の摂食嚥下障害の予防,西宮市公民館プロジェクト,2019
・阪口淳美,高齢者の摂食嚥下障害の予防,西宮市公民館プロジェクト,2020

その他活動

・認知症キャラバンメイト

リハビリテーション科 教育

レクレーション
リハビリテーション科では、各種教育制度を通して、スタッフの知識・技術の向上のみならずキャリアサポートに努めています。
新人教育

プリセプター制度:新人(プリセプティ)に1名の先輩療法士(プリセプター)が付き、月々の目標に基づいて指導を行います。また、プリセプターはその上のエルダーと内容を共有し、全体としての教育の進捗を定期的に検討する制度です。

現任者教育

当科ではキャリア支援制度を実施しています。セラピスト自身が自分のキャリアプランを意識し年間チャレンジを設定し、チャレンジを通し自らの技術や知識を向上できるよう支援する制度です。
特色としてはまずは個人がチャレンジを設定し、そこから各職種そして科全体のチャレンジを設定することです。また中間面談、随時面談を行うなど細かい支援を行います。
また、科内の教育係が、年間の勉強会を計画します。現在は週1回のペースで症例検討や文献抄読会、座学・実技などを全ての職種が共同で行なっています。
リハビリテーション科の質を向上させ、また周辺地域の方々に上質なリハビリテーションを提供できるよう継続したチャレンジをしています。

実習指導者教育制度

当院では積極的に養成校からの実習生を受け入れています。実習生を指導することは、臨床とは違った難しさがあります。そうした難しさを1人で抱え込まず、段階的に指導者としての経験が積めるように設計された制度です。

その他

法人が有する各種委員会による勉強会が定期的に行われます。リハビリテーション科でも、積極的にそうした委員会活動への参加を行っています。

ミーティング風景
ミニ勉強会風景