2007.02.01

「バランスいいスタートを」 宮っ子 2007年1・2月号掲載

バランスいいスタートを

 「バランスいいスタートを」  気持ちのよい新年を迎えられましたか?年末年始はゆっくりお休みできましたか? えっ、年末こそ稼ぎ時とか、残務処理で休む暇なく、慌ただしく新年に突入した方、お疲れ様です。

 さて、お疲れの時私たちの体はどうなっているのでしょうか。腕相撲で負ける時、じっと耐えていた腕は痛くなってバタッと力が無くなります。久しぶりの運 動会で必死で走っていたつもりが終盤で足が前へ出ずこけちゃた。筋肉を使いすぎたらだんだん痛くなり、動きが鈍くなり、力が入らなくなりますね。筋肉に乳 酸という疲労物質が溜まるのです。徹夜で仕事をした時、明け方近くになって眼は開いていても頭が働かず、手が動かず、脳神経細胞に疲労物質が溜まっていま す。毎日毎日同じ暮らしの中でも、いつもお嫁さんやお姑さんやご主人や、また職場の人ご近所の方などに気を使って心の安まる事のない時、ストレスが溜まっ ていませんか。

 緊張が続くと体の中にはアドレナリンが多くなり、心臓や呼吸が速く血圧も上がります(交感神経)。リラックスしている時は心臓も血管も神経もゆったりと 働きます。丁度食事の後にうつらうつらしてしまうように神経は脳や筋肉よりも胃や腸へ集中しています(副交感神経)  私たちの体はこのように緊張とリラックスを上手にバランスよく繰り返しているのです。昼間にしっかり働き夜ぐっすり眠ることによってこのリズムを保ちま す。バランスが崩れている時に疲れを感じやすくなります。ストレスが続く時、どこかで風穴をあけましょう。
新しい年、去年の疲れを持ち越さず、疲労物質を溜めないようにいいバランスでスタートいたしましょう。

「宮っ子」「みみより 健康にいい話」より

 

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