2003.07.01

病院めぐり3 西宮市医師会会報「談話室」 2003年7月号

病院めぐり 第3段

談話室の病院巡りも3回目となり、西宮市南部地区の最北端山の手にある当院も少しは医師会の皆様の記憶に留めていただけているでしょうか。上ヶ原病 院玄関前に患者様や老人保健施設の方々のホッとする空間ができました。これから暑い夏にかけて、噴水ではありませんが、上ヶ原病院のテーマである血液の流 れをイメージした水の流れる涼空間。太陽エネルギーを利用して、水を循環させています。
今回はこのモニュメントと当院の主たるスタッフをご紹介いたしたいと思います。

スタッフ紹介
内科を主として地域医療に貢献している上ヶ原病院の力強いスタッフを紹介します(順不同)

①村上恵未(内科)
卒業以来一時は外科医をめざしたやんちゃ娘。なんでもチャレンジしたいお年頃。現在、気管支鏡に挑戦中。外来も一次救急当番もこなす。接遇委員会。月a、金p (外来担当曜日、aは午前診、pは午後診)

②川本裕之(内科、血液)
当院自慢の無菌病室をほぼ独占的に使いこなし、院内感染対策委員長として、無菌室の、MRSA対策の、院内感染対策の、マニュアル作りと改定に燃えてい る。昨年、医師会の病診連携部会での発表で医師会デビューを果たした。当院入院患者の保菌状態についての検討はまだ継続中。火p、木a

③目黒登紀(内科、神経)
神経内科専門医をめざすだけに診察は細かい。今春から医師会ドック健診医として医師会事業に参加。給食委員会(給食の検食係です)水a、木p

④末廣美智子(内科、内分泌代謝、核医学)
甲状腺疾患はみのがさない。当院にRI施設がないのが惜しいくらい。病病連携で依頼した画像の判断はおまかせ。糖尿病の教育、コントロールは厳しく的確。問題多いケースを上手に乗り切ってくれる。医療事故対策委員長。医局長として雑多な医局のおかみさん役。 病院中で一番、字と机がきれいである。月p、火a、木a

⑤波多野誠(内科、リウマチ科)
併設老人保健施設「陽喜な家」施設長を兼任。バイクでさっそうと訪問診療をこなす。 むちゃな院長を心配しつつ手綱をひっぱって陰になり支援している。院長の知恵袋、なくてはならない副院長。医師会では地区幹事、医政研究委員会に所属。水a、木a 、土a

⑥西岡 恵(小児科)
育児相談、カウンセリングも得意とする月a、火a、木p、土a

⑦池田麻子(眼科)
月a、水a、金a 手術は別日

⑧足立 克(整形外科)
褥創対策委員会を自らひきうける。 水a、木a、土a、  整形外科 月a、木aは交代制

⑨志田一郎(外科)
木a

⑩その他内科外来応援医師、  津田桂枝 火a、水a、金a   杉浦武郎(循環器) 金a  戸田暁成(血液) 月a

⑪消化管内視鏡検査担当医(予約制)
樋田信幸(兵庫医大4内科)竹政伊知朗(阪大消化器外科) 兵庫医大2外科交代制

⑫森村安史(精神神経科)(予約制)
内科医では手に負えない心身症や重症痴呆症、また救急外来でこられた精神疾患のフォローに欠かせない。当法人理事長でもある。火p

⑬大江与喜子(内科、血液)
スタッフに恵まれ、こんな院長でもなんとかやっていけているのは皆様のおかげです。今後ともよろしくお願い申し上げます。月a、火a、水p、金a、土a

 

上ヶ原病院の西宮市地域医療おける役割
①血液疾患に関する診断と治療。マルクだけのご依頼でも外来でその日に致します。悪性リンパ腫も生検前でも後でも生検するかどうか迷うときでもご相談下 さい。血小板数の異常、出血傾向その他、急性慢性の血液疾患が疑われる時、緊急を要します。ベッドをあけてお待ちします。無菌病室があります。

②糖尿病、高血圧など慢性疾患ではインスリンの導入時、日内変動、食事療法の意識付けなど長期に観察中の患者様の再コントロール時にもベッドを提供いたします。

③急性内科疾患、すぐ入院治療が必要な時のベッド

④上下部消化管検査もゆっくり入院でとおっしゃる方。ポリペクトミーも可

⑤在宅患者様の急変時、家族が在宅に疲れたとき、または先生自身が往診にバテそうなとき。たまにはいろいろ検査でもしようかと思われたとき。など、在宅患者様の一時的入院にも使ってください。

⑥手術その他急性期治療終了後の回復期リハビリテーションは患者様の在宅へ向けての練習です。家で介護される方も積極的に参加していただき、退院された後までも良好なQOLが保たれるように援助ができたらと願っています。

⑦末期の癌、老衰などターミナルケアも在宅か入院か迷うことも多いものです。ご自身とご家族に合わせたターミナルケアを計画し演出していきます。ご家族にも安心していただけるような「臨終」を提供することも私達の仕事と考えます。

⑧救急医療は現在内科一次救急当番にはいっていますが入院が必要となる救急患者様も受け入れ可能です。また当直医ほとんどが上にご紹介した信頼できる常勤医で廻しており当番日以外でも診療、入院のご相談に応じます。

⑨上ヶ原の地域医療 良好な住環境として上ヶ原地域の人口は増加しています。病院とはいえこの地域においてはファミリードクター的役割もはたさねばなら ず、各医師は研鑽を積み、当院の守備範囲を超えるものについては病診、病病連携網を生かして他院、先生方のご援助をお願いしています。連携システムのため に、2人の医療ソーシャルワーカーを擁し、介護保険も含めていろいろな社会資源の活用などのご相談にも応じます。医療ソーシャルワーカーだけのご利用も可 能です。ご一報下さい。医師会の先生方に上ヶ原病院のベッドを自分のベッドのつもりで気軽に使っていただけたら嬉しいです。

西宮市医師会会報「談話室」より

 

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